働くのが好きな人へ、嫌いな人から

「はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり」
とは石川啄木の『一握の砂』。
啄木は給料だけでは暮らしは楽にならず、
あちこちから借金をしていたというが、
決してつつましい生活をしていたわけでなく
結構浪費もしていたようで貧乏にさらに拍車をかけたらしい。

働かなければならない人もいれば、そうじゃない人もいる。
働くことが嫌いな人もいれば、そうじゃない人もいる。
第二の人生で働いている仲間が結構いる。
目的は健康、生きがい、生活のため等様々だ。
そんな仲間と話していたら、
一人が「定年が延長された」と。
「はあ・・・」。聞くに定年が「78歳まで延長された」と言う。
「ええ、なんと・・」、思わず絶句。
本人はなんだか嬉しそうにも見える。
さらに「終身雇用もOKかも」と言い、自分の体力に自信を示す。

現役の人間からみれば、
定年が78歳に延長されたなどと聞けば、
ため息の一つどころか三つも四つも聞こえてきそう。
少子高齢化や人手不足等もあって、
元気な限り「もっともっと働いて良いですよ」ということらしい。

そう語るご本人は、ぼんやり暮らす当方とは違ってファイト満々。
第二の職場、定年が78歳になろうと90歳になろうと、
いつでも仕事を止められる選択肢もあって定年延長を喜んでいる。

せっかくの残りの人生、
<もっと自由を謳歌すべし>と働き拒否の人間は思う。
「時間の過ごし方が分からずダラダラしそうで・・」。
「束縛されてでも何かやっている方が気も楽・・」という声。
その気持ち分からぬでもない。
そうだった!
リンカーンが奴隷解放をやった時、
奴隷みんなが喜んだかといえば、
明日から何をして良いかわからず途方にくれる、迷惑だという
嘘か本当か逸話もある。
ずーっと自由なのが苦痛につながるのも分からぬでもない。

働く仲間を見ていると適当に遊びメリハリをつけている。
「働かないでおられるのは羨ましい」という意見がでた。
「いえいえ、もう目一杯働いてきたので嫌なだけ。
羨ましがられるには程遠く、出るものを制し清貧生活に徹しているよ」と返す。

いまやお遊びなら反応する体も、
早起きして仕事に出かけることに反応しない体になっている。
生きがい働き甲斐は人それぞれ、他人がとやかく言うべきことでもない。
自由に好きなことをやるのが一番、
「どうぞどうぞ好きなだけ働いて、たまには奢ってよ」と願っておいた。
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