興味尽きない良い展覧会だった!「奇想の系譜展」

入館した時間、タイミングが多分良かったのだと思う。
嫌いな行列は覚悟も、
想定外の待ち時間なら、
入場もあきらめようと思い出かけた。

嬉しいことに予想は外れスムーズに入場できた。

もちろん中に入れば、それなりに混雑している。
上野・東京都美術館「奇想の系譜展」に行った。
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わくわくする江戸時代の画家8名の傑作展。

解説のキャッチコピーを見ると
・幻想の博物誌「伊藤若冲
・醒めたグロテスク「曽我粛白
・京のエンターテイナー「長沢芦雪
・狩野派きっての知性派「狩野山雪
・執念のドラマ「岩佐又兵衛
・江戸琳派の鬼才「鈴木其一
・奇想の起爆剤「白隠慧鶴
・幕末浮世絵七変化「歌川国芳」とある。

入場と同時に若冲の細密画がどーんと迫る。
先の「若冲展」では5時間待ちで入場をあきらめたこともあった。
今回は30点鑑賞できる。
これだ!これこれ、この画だと思わず胸が高まる。
大きな「象と鯨図屏風」はやはり迫力がある。

信長に反旗を翻して皆殺しにされた中で難を免れた
荒木村重一族の岩佐又兵衛の絵巻物は、
色彩の鮮やかさの中にどきっとさせられるものがある。

白隠慧鶴の達磨図などは、
実にすっきりとした感じで
ぐっと迫ってくるものがある。

これら300年の時を経ていまなお新鮮。
こんな絵を見ていると。
人間なんて大した進歩をしていないじゃないかと思ったり。

113点の絵のどれもが、
最後まで興味の尽きない、飽きさせない良い展覧会だ。

若冲も好きだけれど、
歌川国芳の風刺ユーモアがいい。
「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」
「猫の当字 ふぐ」なんて思わず笑ってしまう。

約1時間半、鑑賞のしがいがある展覧会だった。

(買ったマグネット「猫の当字 ふぐ」)
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